世界ランキング14位の水谷隼(30=木下グループ)が1回戦で敗退し、東京オリンピック(五輪)のシングルス代表を逃した。

1回戦で同6位のウーゴ・カルデラノ(ブラジル)と対戦し、6-11、9-11、14-12、4-11、6-11のセットカウント1-4で敗れた。

水谷は逆転で五輪シングルス代表になるためには495点差の日本人2位の丹羽孝希を抜く必要があり、今大会の4強以上が条件だった。

これまで男子卓球界を牽引してきた水谷は、08年北京、12年ロンドン、16年リオデジャネイロと五輪3大会に連続で出場。リオではシングルスで銅メダルを獲得し、日本人選手として初めて五輪のシングルスでメダルを獲得した選手だった。


水谷隼(世界ランク14位)6-11
9-11
14-12
4-11
6-11
ウーゴ・カルデラノ(世界ランク6位)

水谷隼は相手マッチポイントで返球できず、東京五輪シングルス代表に手が届かなかった(撮影・三須一紀)
水谷隼は相手マッチポイントで返球できず、東京五輪シングルス代表に手が届かなかった(撮影・三須一紀)
カルデラノの強打に食らいつく水谷隼(撮影・三須一紀)
カルデラノの強打に食らいつく水谷隼(撮影・三須一紀)
カルデラノと対戦する水谷隼(撮影・三須一紀)
カルデラノと対戦する水谷隼(撮影・三須一紀)
男子シングルス1回戦 プレーする水谷隼(共同)
男子シングルス1回戦 プレーする水谷隼(共同)
男子シングルス1回戦 プレーする水谷隼(共同)
男子シングルス1回戦 プレーする水谷隼(共同)

卓球五輪選考レース

▼卓球日本代表の五輪選考方法と世界ランキングの決め方 男女ともに20年1月発表の世界ランキング上位2人がシングルス代表権を獲得する。団体戦要員の3人目は日本卓球協会の強化本部が推薦する。来年1月6日に男女それぞれ3人の東京五輪代表を発表する。男子シングルスの張本智和と女子シングルスの伊藤美誠、石川佳純が代表入りを確実にしている。世界ランキングは各選手、国際大会の上位8大会の合計ポイントで決まり毎月更新される。今年から新設されたT2ダイヤモンドに出場して得たポイントは8大会に加えて、純粋加算される。