東福岡(福岡)が7大会連続の4強を決めた。流通経大柏とのBシード対決で、9トライを奪う猛攻。特に前半はエリアを奪うキックが1本もなく、FW、BK一体でつなぎ、ワイドに球を動かすアグレッシブなプレーに徹した。

県浦和との2回戦に続く3トライ、先制を含むハットトリックを決めたWTB高本とむ(3年)は「前の試合を反省して、先手必勝の気持ちで試合に入りました」。17-12と苦戦した準々決勝・国学院栃木戦と同じ轍(てつ)を踏まないよう心がけたという。

藤田雄一郎監督(47)は「満足はしていませんが、今日は勢いを持ってやろうと話していた。前半の入りはよかったですね」。またベスト4進出を「うれしい。準決勝まで来ていれば、いつか優勝できるということですから」と評価した。