パナソニック(昨季6位)が、トヨタ自動車(同4位)に勝利した。

前半2分、パナソニックのCTBデアリエンディが先制トライ。しかし、その後は防戦一方の時間が続き7-13となった。同28分には20年東京五輪で7人制代表を目指し、この日が15人制の今季最終戦となったWTB福岡堅樹が足を滑らせ、グラウンドに座り込む場面があった。左膝にテーピングを巻き、そのままプレーを続行。7-13で前半を折り返した。

後半10分、左展開でSO山沢拓也が相手2人をかわしてトライを奪い、ゴールも決まって逆転。同30分には福岡が4人をかわして大きく前進し、WTB竹山晃暉のトライにつなげた。同36分には、福岡が敵陣22メートル付近で相手パスを奪取して、インゴール中央に飛び込んで勝負を決めた。

◆福岡堅樹(ふくおか・けんき)1992年(平4)9月7日、福岡県古賀市生まれ。5歳でラグビーを始める。福岡高3年時に全国高校大会(花園)に出場。医者志望で複数の大学からの誘いを断り、1浪後に筑波大(情報学群)に進学。大学では2度の大学選手権準優勝に貢献。15、19年W杯日本代表。日本代表キャップは38。祖父は内科医、父は歯科医。175センチ、83キロ。