ラグビー日本代表歴代最多の98キャップを誇る「ラグビー界の鉄人」、ロック大野均(42=東芝)が18日に現役引退を表明したことを受け、仲間たちがSNSで感謝の言葉を伝えた。

代表78キャップを持ち、日本代表として苦楽を共にしたプロップ畠山健介(34=ニューイングランド・フリージャックス)は「キンさん、長年、日本ラグビーをけん引していただき、ありがとうございました。生意気なことばかり言っても笑って受け止めてくれる偉大な方です。日本人で初の100キャップ取ってほしかった」。東芝で今季共同主将を務めたフランカー徳永祥尭(28)は、自粛生活が続くため「会って直接言えへんのがつらいなー。ほんまにお世話になりました」と惜別の思いをつづった。

昨年11年に現役引退した真壁伸弥氏(33)は「きんちゃん引退。これで好きだったオッサンズ全員引退。ほんとうに楽しかったです。ありがとうございました」。同じ日大出身のタウファ統悦氏(39)は、大野との写真とともに「日本ラグビーのレジェンドキンちゃんが引退しました。代表の時に彼と一緒に戦って本当に誇りに思います。キンちゃんはハードワークです。いつも試合の時には体をはって戦っていました。その姿は本当のラストサムライです。今年のトップリーグでキンちゃんの姿を見られなかったのが残念ですが、またラグビーを通じて違う形で会えるのを楽しみにしています。キンちゃん本当にお疲れさまでした」と、ねぎらいの言葉をかけた。