個人第9戦が行われ、高梨沙羅(24=クラレ)が合計239・2点で今季3勝目を挙げた。1回目92メートルを飛び首位に立つと、2回目はヒルサイズ越えの99メートルの大ジャンプを見せ、歴代最多の通算勝利数を60に伸ばした。試合後のインタビューでは「よい風が来た。ラッキーでした。平昌五輪後、自分のスタイルをつくり直してきて、ようやく自分の形ができたかな」と話した。

表彰台は今季6度目。通算106度目とし、ヤンネ・アホネン(フィンランド)が持つ男女通じて歴代最多の108度にあと2つと迫った。

昨季は表彰台に3度しか乗れずに苦しんだが、今季は安定した強さを発揮し大記録も視界に入ってきた。