フィギュアスケートGPシリーズが開幕し、GP第1戦スケートアメリカで、18年平昌五輪で銀メダルの宇野昌磨(23=トヨタ自動車)は男子ショートプログラム(SP)で89・07点の2位発進となった。 22年北京オリンピック(五輪)のテスト大会のアジアンオープントロフィーで2位の佐藤駿(17=フジ・コーポレーション)は同80・52点の5位だった。

ビンセント・ジョウ(アメリカ)が同97・43点で首位。ジミー・マー(アメリカ)が銅84・52点で3位。ネーサン・チェン(アメリカ)は転倒などの影響で82・89点の4位と出遅れた。


順位選手得点
ビンセント・ジョウ97.43
宇野昌磨89.07
ジミー・マー84.52
ネーサン・チェン82.89
佐藤駿80.52
ミハル・ブレジナ75.43
ナム・ニューエン74.32
ダニエル・グラッスル70.88
アルトゥール・ダニエリヤン68.74
10アダム・シャオ・イム・ファ67.60
11ケビン・エイモズ58.14

宇野昌磨

4F/4T+3T/FCSp/3A/CSSp/StSq/CCoSp

冒頭の4回転フリップは2回転に。4回転-3回転トーループの連続ジャンプは華麗に着氷した。トリプルアクセルも着氷。演技後、1度首を傾げた。

グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ 男子SPで演技する宇野昌磨(AP)
グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ 男子SPで演技する宇野昌磨(AP)
グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ 男子SPで演技する宇野昌磨(AP)
グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ 男子SPで演技する宇野昌磨(AP)

佐藤駿

4Lz/4T+3T/CSSp/StSq/3A/FCSp/CCoSp

冒頭は4回転-3回転トーループの連続ジャンプに変更。後半のジャンプで体勢を崩した。4回転ルッツは着氷。しかし後半のトリプルアクセルで転倒。演技後は納得いってない表情を見せた。

前日の公式練習で左肩を強打するアクシデントに見舞われた。キス・アンド・クライでは左肩を抑えるしぐさを見せた。

グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ 男子SPで演技する佐藤駿(AP)
グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ 男子SPで演技する佐藤駿(AP)
グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ 男子SPで演技する佐藤駿(AP)
グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ 男子SPで演技する佐藤駿(AP)

<出場選手>

グループ1

ビンセント・ジョウ(アメリカ)

ジミー・マー(アメリカ)

ミハル・ブレジナ(チェコ)

ナム・ニューエン(カナダ)

アルトゥール・ダニエリヤン(ロシア)

グループ2

佐藤駿(フジ・コーポレーション)

アダム・シャオ・イム・ファ(フランス)

ケビン・エイモズ(フランス)

宇野昌磨(トヨタ自動車)

ダニエル・グラッスル(イタリア)

ネーサン・チェン(アメリカ)


◆グランプリ(GP)シリーズ 欧州、北米、アジアを巡る6戦。勝ち残った6人、6組だけが、その先の大阪でのGPファイナルのリンクに立つことを許される。男子39人、女子45人、ペア26組、アイスダンス35組、20カ国から集うトップスケーターたちが出場2試合の成績で決まる日本行きの切符をかけ、熱き氷上バトルを繰り広げる。

◆フィギュアスケート北京五輪代表選考 シングルは男女ともに最大3枠を確保しており<1>全日本選手権(12月)優勝者が1人目<2>全日本2、3位、GPファイナル出場者上位2人、全日本終了時点の国際スケート連盟(ISU)シーズンベストスコア上位3人、の中から2人目<3>最後に(2)で漏れた中からISU世界ランキングなどを総合的に判断して3人目を決める。全日本出場は必須だが、過去に世界選手権3位以内など実績を持つ選手が、けが等でやむなく参加できなかった場合の救済措置もある。