テニスの「全仏オープン」混合ダブルス決勝で、加藤未唯(28=ザイマックス)ティム・プッツ(ドイツ)組が、失格の無念を晴らして優勝を遂げたことについて、8日夕配信のレキップ紙電子版は「素晴らしいリアクション」とたたえ、伝えた。

同紙電子版は「ボールガールに故意ではなく球を当てたために、女子ダブルスで失格となった4日後に、日本人の加藤未唯が混合ダブルスでティム・プッツの横で、グランドスラム初のタイトルを獲得した」などと報じた。

続けて、同紙は「ミユ・カトウの全仏オープンはいい終わり方をした」とし「(加藤は)ドイツ人パートナー、ティム・プッツと共に混合ダブルの大会で優勝をして、素晴らしいリアクションをした」と、快挙を称賛して報じた。

また「この失格のため、3回戦で与えられた賞金とポイントの没収となった」ことも伝えるとともに、加藤が決勝戦後に発したコメントも掲載。「私の提訴に関してポジティブな結果を期待しています。そうすれば、私はポイントと賞金を受け取ることができます」などとした言葉も掲載した。

この一連の騒動を受け、同紙電子版は「この日本人は、ジョコビッチによって創設されたプロテニス選手協会(PTPA)をとりわけ当てにできる。同協会は、失格を『不均等で不公平』と考えている。」とも報じている。(松本愛香通信員)