米プロバスケットボールNBAは17日、賭博に関するリーグ規定に違反したとして、ラプターズのジョンテイ・ポーター(24)を永久追放処分にしたと発表した。不正行為の疑いがあった同選手を調査した結果、重要な情報を賭博参加者に漏らし、八百長に加担したことなどが判明した。

ポーター選手は3月20日の試合に先立ち、自身の健康状態を漏えい。また意図的に出場時間を減らすため体調不良を訴え、同日のプレー時間は約3分にとどまった。ポーターの不振には8万ドル(約1230万円)が賭けられていた。今年1~3月には所属するラプターズも含むNBAの試合で賭けを行い、2万ドル以上を得ていた。

NBAは調査は継続中で、連邦検察当局と情報を共有しているとした。アダム・シルバー・コミッショナーは「ファン、チーム、われわれの競技に関係する全てにとって、NBAの高潔性を保つ以上に重要なことはない。そのため最も厳しい懲罰となった」とコメントした。(共同)