B1仙台89ERSが新たな目標を立てた。前節、宇都宮に75-81で敗れ、23勝31敗となり今季目標の「30勝」に届かなくなった。だがチームは宇都宮戦後のミーティングで新規目標を設定。青木保憲主将(28)は「ホーム残り4試合で『4連勝して終わろう』というのが、新たな自分たちの目標」と20日からのB1北海道戦へ向けて新たなる誓いを明かした。

ホーム戦では現在、11勝15敗。4連勝でホーム勝率5割に到達する。現状は降格もなければ、チャンピオンシップにも絡んでおらず、モチベーションをどこに置くか難しい。それでも青木は「僕たちがバスケをやる意義に立ち返る。見てくれるファンの方々に、僕たちのバスケットを見て何かを感じ取ってもらうことがすべて」。それを体現するのが勝利だ。「勝利を追い求める中で僕たちが残り6試合の中で成長していく、(スローガンの)Grindしていく姿を。自分たちがこの夏決めたスタンダードを見せ続けるということが一番大事」。黄援してくれるブースターに、最後まで「89ERSのバスケット」を届けていく。【濱本神威】