日本バレーボール協会(JVA)は30日、パリ五輪男子日本代表の選出対象となる24年度代表登録メンバーから、アライン・デアルマス(23=サントリー)が外れた経緯説明をオンラインで行った。

デアルマスはキューバ出身で、今年2月に日本国籍を取得。3月19日に登録メンバーに初選出された。しかし、国際バレーボール連盟(FIVB)の「新連盟への国籍変更通知日から2年を経ていなければならない」という登録要件を満たしていなかったため、4月9日に外れることが発表されていた。

JVAの矢島久徳ハイパフォーマンス事業本部長は、登録メンバー発表前にFIVBから不承認の連絡を受けていたことを明かした上で「(不承認の)確信がないまま選んでいた」と説明。特例措置での承認を目指した見通しの甘さと、JVA内での情報共有が不十分だったことを認め、「アライン選手やチーム関係者に謝罪させて頂いた」とし、再発防止に努める考えを示した。

デアルマスに代わり、鬼木錬(23=サントリー)が登録メンバー入りしている。