バスケットの季節がやってきた。Bリーグに所属する東北の6チームが熱戦を繰り広げる第13回東北カップが開幕。B1秋田ノーザンハピネッツはB2福島ファイヤーボンズを85-57で破った。ディフェンスが強みの秋田のバスケが生き、新戦力ヤニー・ウェッツェル(29)が18得点でオフェンスをリードした。B2青森ワッツはB2山形ワイヴァンズを88-77で下した。
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第1クオーター(Q)から、新加入のウェッツェルの3連続シュートなどで好スタートを切った。第2Q後半に詰め寄られる場面もあったが、流れを取り戻しオフェンスとディフェンスがかみ合い快勝。前田顕蔵ヘッドコーチ(HC=43)は「しんどい時間帯でも、しっかり守ってというマインドが見えたので良かったです」と手応えを示した。
10月にシーズン開幕を控えチームを構築する中で、5日の台湾フォルサモ・ドリーマーズとの親善試合では94-108で敗戦。「いいところはあった中で、もったいないミスがでた。50点削れる」とディフェンス面を反省した。7月下旬にチーム始動、8月には新外国人の合流を経てチーム作りを進める中で、もう1度「ディフェンスから流れをつくる」秋田のバスケを見つめ直した。
原点回帰するためにこの1週間は基礎からディフェンスに取り組みんだ。有言実行でこの日は57点に抑えた。前田HCは「どんどん自分たちのスタイルを固めていこうという話をしていた中で、(東北カップは)勝った上でチームを完成させていきたいという思いがあります」と大会に臨むテーマを話した。
チーム最多の18得点を挙げたウェッツェルは「初めて日本でプレーしていく中で、自分がどう効率よくプレーしていくか試している段階ですが、結果に表れて良かったと思っています」と振り返った。開幕に向けて、攻守にわたりチームのブラッシュアップ作業は続く。【高橋香奈】
○…今季から指揮を執る福島のライアン・マルシャンHC(36)は「オフェンス面で苦戦してしまいました。秋田のディフェンスのフィジカル面に特にやられた。うちのチームはサイズが大きくないので慣れていかないといけない」と課題と向き合う。「プレシーズンゲームはあくまでも学ぶ場、経験として生かしていきたい」と前を見据えた。


