スコットランドの地元メディアや熱戦を見守ったファンからは、日本代表のプレーを惜しみなくたたえる声が相次いだ。「結果を嘆くよりも、今年最高のラグビーを見せてくれた日本をたたえよう」。14日付の地元紙スコッツマンに寄稿した名物コラムニストは、日本の「技術と断固たる決意」に感銘を受けた様子。「忘れ去られてしまう勝利もあるが、この試合はずっと語り継がれる」として「全てのコーチは(日本戦の)ビデオを選手に見せるべきだ」と訴えた。

中心都市エディンバラのラグビー用品専門店では、店員のロス・キャンベルさん(20)が「欧州各国の代表よりもスピードがある。密集でのしつこさなど、基本動作を何度も反復できる強さも備えていた」と脱帽。ワールドカップ(W杯)開幕前に仕入れた50着の日本代表ユニホームは既に残り1着に。スコットランドを破った13日の試合直後に「日本のはあるかと、照会の電話があったよ」といい、戦いぶりに魅了された地元住民もいたようだ。