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  nikkansports.com >   イベント情報 > 【特集】セイコー スーパー陸上2004ヨコハマ

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室伏「真実の金メダル」だ/スーパー陸上

アテネ五輪の金メダルを胸に最高の笑顔を見せる室伏(撮影・宇治久裕)

<陸上:セイコー・スーパー陸上2004横浜>◇23日◇横浜国際総合競技場◇男女計15種目

 真の五輪王者が、ついに金メダルを手にした。アテネ五輪男子ハンマー投げ優勝の室伏広治(29=ミズノ)が、5投目に今季自己ベストの83メートル15をマークした。五輪上位陣が勢ぞろいした今季最終戦を制し、世界一の実力を証明した。8月アテネ五輪ではアヌシュ(ハンガリー)のドーピング違反で繰り上げ優勝した。競技終了後、待望の金メダル授与式が行われ、約5万人の観衆が見守る表彰台の頂点に立った。

 子供のようにぴょんと飛び乗った。アテネ五輪のものを忠実に再現した表彰台のてっぺんで、室伏の体は喜びにあふれていた。アヌシュのドーピング違反で繰り上がり優勝が決まってから1カ月。大会最多4万9810人の観衆が見守った待望のセレモニーで「この金メダルは皆さんの応援がもたらした、真実の金メダルだと思う」と言った。真実の部分を強調すると、観衆はドッと沸いた。

 オリーブの冠をかぶり、君が代を口ずさんだ。センターポールに上る日の丸を眺めながら、自然と口が動いた。脳裏に浮かんだのは父重信氏だったという。「ずっと父の背中を見て育ってきました。一番感謝したい人です」。マイクを握り、観客席にいる父に頭を下げた。アジア選手権5連覇の父との壮絶な二人三脚なくして今の室伏はなかった。観客席の父が両手を上げて応えると、会場は感動につつまれた。

 見事な投てきだった。五輪後のモチベーション低下どころか、室伏は野心に満ちていた。狙ったのは「あの記録」。5投目だった。高く舞い上がったハンマーは80メートルのはるか先の芝をめくった。83メートル15は今季自己ベスト。続く6投目は大きく左にそれてトラックに飛び出す「危険な1投」になった。その瞬間、サークル後方でビデオを構える父重信氏は「うーん、記録を狙ったな」と苦笑した。

 日本のファンに世界一の実力を見せたかった。ドーピング疑惑が消えないとはいえ、アヌシュのアテネの記録、83メートル19を強烈に意識した。結果的にわずか4センチ及ばなかったが、もう誰も室伏の実力を疑わない。これで今季は無傷の7連勝。イタリアの高級オープンカーで場内を1周すると「ようやく僕のアテネ五輪が終わった。これ以上ないセレモニーでした」と振り返った。

 この瞬間、スイッチは08年北京五輪に切り替わった。「まだ課題は多いですが、V2を狙います。今後4年間も、皆さんの喜ぶ姿が目に浮かびますよ」。記者会見で片時も金メダルを手放さなかった鉄人は不敵に笑った。【牧野真治】

スーパー陸上記録

男子100メートル ◇ガトリンがアテネに続き貫禄V

 男子100メートルでアテネ五輪金メダリストのガトリンが、ただ1人、9秒台をたたき出す強さで優勝した。30メートルで抜け出すと、60メートル付近で「顔を上げたら周りに誰もいなかった」と勝利を確信した。

 新旧五輪王者の戦いは、アテネに続いてガトリンが制した。シドニー五輪金メダリストのグリーンは最初のスタートでフライング。「ブロックの足の位置を注意された」と、2度目のスタートで慎重になった。一気にガトリンに引き離され、5位に沈んだ。

 ガトリンは今大会が今季最終レースになる。五輪後の疲れや時差ボケ、シューズのサイズ違いのトラブルなどで万全ではなかったが「金メダリストはいつも期待される。それが責任だし、その責任を僕はいつも背負えると思っている」と、五輪王者の意地を見せた。


男子400メートル障害 ◇為末V今季最終戦を飾る

 為末大(APF)は男子400メートル障害で快勝し、今季最終戦を飾った。「悔しさとうれしさ、いろいろあったがプロとしてはまあまあのシーズンだったと思う」と1年を振り返った。アテネ五輪は無念の準決勝敗退となったが、その後のワールドアスレチックファイナルに日本人で初めて出場して6位入賞。アテネの失敗を糧に、バックストレートの走りをトップからニュートラルに替えて成功した。オフは高地トレを導入。来季はハードル間の歩数を見直し、世界選手権でメダルを目指す。


男子110メートル障害 ◇新旧王座対決 劉翔に軍配

   男子110メートル障害の新旧スーパースター対決は、アテネ五輪金メダリストの劉翔に軍配が上がった。好スタートからリードを奪うと絶妙のハードリングで先頭を守り、0秒02差の接戦を制してチャンピオンの貫録を見せた。「状態は良くなかったのに勝ててうれしい」と素直に喜んだ。

 短距離でアジア初の快挙を成し遂げた21歳の野望は、世界記録更新と五輪連覇。アテネではコリン・ジャクソンの持つ12秒91と同タイムにとどまったが、来年にも更新を狙う。「世界記録を破る。まだ僕は21歳。この競技は25歳がピーク。必ず破って永遠にアジア、中国に残しておく」と強気に話した。国内では英雄になったが、アテネの金だけでは満足していない。「優勝は終わったこと。もとの自分に戻って、平常心で続けたい」と気持ちを引き締めていた。


◇フレデリクスら3選手が引退セレモニー

   今大会で競技人生を終える男子短距離のフレデリクス(36=ナミビア)女子走り高跳びのババコワ(37=ウクライナ)女子走り幅跳びのドレクスラー(39=ドイツ)の3選手の引退セレモニーが競技終了後に行われた。

 100メートルに出場し10秒27で4位に終わったフレデリクスは「素晴らしいスポーツと別れるときがきた」と笑顔であいさつ。今後は後進の指導にあたる。91年に東京世界選手権で銅メダルデビューしたババコワは「温かい日本のファンのおかげでここまで頑張れた。日本で引退できるのは光栄」と話し、大きな拍手を浴びた。


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