14日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、米政府の金融制裁を受け、マカオ政府が凍結した地元銀行「バンコ・デルタ・アジア」の北朝鮮関連口座の中に、北朝鮮の銀行20行や貿易会社11社などの口座が含まれていると報じた。地元銀行の代理人の話として伝えた。
ほかに9人の個人口座を凍結。関係筋によると、凍結された口座の資産総額は数百万ドルで、北朝鮮の金融システムに大きな影響が出始めているという。
米政府はバンコ・デルタ・アジアについて昨年9月、北朝鮮による紙幣偽造やマネーロンダリング(資金洗浄)に関与した疑いがあると米金融機関との取引を禁止。マカオ政府が同行を管理下に置いた。
[2006/2/15/14:44]