太陽系の9番目の惑星、冥王星(直径約2400キロ)を回る2つの衛星を、ハッブル宇宙望遠鏡を使った高感度観測で新たに確認したと、米ジョンズホプキンズ大応用物理研究所などのチームが、23日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
観測成功は昨年5月。1978年に見つかった最初の衛星カロン(直径約1200キロ)と合わせ、冥王星の衛星は計3個になった。チームは近く新衛星の名前を決め、国際天文学連合に申請する。
新衛星はカロンより外側にあり、公転周期はカロンの約6日に対し、推定で25日と38日。太陽から非常に遠く光の反射率も不明なため大きさの推定には幅があるが、内側の小さい方が直径48−132キロ、外側の大きい方が同60−165キロと、カロンよりはるかに小さい。(共同)
[2006/2/23/09:19]