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  この病気になる理由
 

【第16回】

発見遅れると腎不全に

この病気になる理由

急速進行性糸球体腎炎(上)

 増えている病気は気になる。急速進行性糸球体腎炎(RPGN)はその1つだ。病名の示す通り急速に病状が進み、1カ月もたたないうちに腎不全になってしまうケースさえある。

 日本腎臓学会地方会の症例報告によると、腎臓病の中でRPGNの占める割合は、90年の5%程度に対し、現在では11〜12%まで上昇している。病院受診患者数は年間1300〜1500人と推計されている。

 腎臓病への啓発運動にも取り組んでいる富野康日己・順大医学部教授は「中高年に増えている傾向もあります。何よりも早期治療で腎不全にいたらせないようにするのが肝要の病気です」と説明する。

 腎臓の大きな役割は、老廃物や水分をろ過して血液をきれいにすること。毛細血管が糸球(いとだま)状にたばになっている糸球体は、このろ過機能を果たしている中心部位である。糸球体腎炎と呼ばれる病気は、この糸球体に炎症が起こるものである。RPGNは糸球体の細胞が急速に増加して、次いで繊維化し、ろ過機能が働かなくなる。肝臓でいえば肝硬変状態。じわりじわり進行する慢性腎炎と違い早めに自覚症状が出る。

 「微熱、けん怠感、食欲不振、貧血や血尿なども表れてきます。ただこの病気特有の自覚症状といったものではない。それだけに早く診察を受けることが重要」と富野教授は強調する。

 病気が進行すると、呼吸困難、肺や消化管の出血、意識障害など尿毒症の症状が表れてくる。早期に治療できれば進行を止めることもできるが、発見が遅れると腎不全に進み、透析が必要となる可能性が高い。症例報告では、約3割の患者が透析療法を受けている。

 RPGNを含め糸球体腎炎は免疫系の異常によって起こると考えられているが、正確な原因は分かっていない。リスク要因もさまざまなものが挙げられている。糸球体は毛細血管のかたまりだけに、血液や血管の病気にも影響されやすい。

 「腎臓病は重症化しないと自覚症状が出ないという怖さがある。こまめな検査も大切です。RPGN対策にもつながります」(富野教授)。

【ジャーナリスト 小野隆司】

腎臓病と貧血

 腎臓はエリスロポチエンと呼ばれる造血ホルモンを分泌している。病気が原因でこのホルモンの分泌が減少すると、貧血症状(腎性貧血)が表れることがある。また水分・塩分の調節機能が乱れるために体液バランスが崩れ、血圧上昇、顔などのむくみなどの症状も出る。
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