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  この病気になる理由
 

【第6回】

足の保温、肉より魚、にがり摂取

この病気になる理由

閉塞(そく)性動脈硬化症(下)

 閉塞(へいそく)性動脈硬化症(ASO)は、病名が示すように血管の動脈硬化が原因になる。動脈硬化とは弾力性を失い、硬くもろくなった状態をいう。血中の脂質が動脈にたまった部分(プラーク)の表面が破れると血栓ができ、時には血管が詰まる。心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞の原因にもなる。

 動脈硬化が起こる理由は、病気を防ぐ免疫システムも関係している。血液中のLDL(悪玉コレステロール)が血管壁に侵入し、そこで最強の悪玉(酸化LDL)に変性してしまう。すると免疫細胞の1つ、マクロファージが取り込んで処理をする。ところが取り込みすぎると動けなくなり、動脈硬化を促進する結果になってしまうのだ。

 動脈硬化と免疫の仕組みについて詳しい福生吉裕・博慈会老人病研究所所長は「動脈硬化はいわば体内のゴミ処理問題。異物となったコレステロールというゴミが多すぎるのも問題ですし、マクロファージの処理能力も関係してきます」という。

 福生所長の研究では、マクロファージの活動を抑える別の免疫細胞(T細胞)もプラーク中にあることが確認され、このマクロファージの過激な貪食(どんしょく)を抑える物質を研究中という。

 動脈硬化がなぜ起こるのかは、今のところ完全には分かっていない。確実なのは10代から動脈硬化は始まり、40歳代では3分の1に生じている。しかし自覚症状がなく沈黙の病気といえる。未病(病気の1歩手前)と呼べる人が多いのである。「動脈硬化を進める危険因子を避けること。これが今の時点で最良の予防策なのは確かです」(福生所長)。

 動脈硬化の危険因子は多岐にわたるが、ASOなら患者の喫煙率は、ほぼ100%という事実がある。禁煙が重要な予防策となる。

 ASOに対しての日常生活での留意点は、足の保温(寒さは血管を収縮させ血流を悪くする)、血流を改善するため肉を控え魚をとるようにするのもいい。また血管拡張効果のある、にがりに富んだ水分の摂取などもある。

【ジャーナリスト 小野隆司】

ASOと先端医療

 血管新生作用を持つ遺伝子治療薬や閉塞した動脈再生を促す注射剤の開発が行われている。遺伝子治療薬は06年度の実用化を目指し、臨床試験がスタートしている。患者自身の骨髄細胞を患部に移植して血管をつくり出す「血管再生療法」も4年前から始まっている。
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