日本障がい者スポーツ協会は23日、東京都内で臨時理事会を開き、来年行われる平昌冬季パラリンピックの日本選手団団長に、冬季大会で日本人最多となる10個のメダルを獲得したアルペンスキーの大日方邦子氏(45)を決めた。

 同協会によると、過去のメダリストが団長を務めるのは初めてとなる。

 大日方氏はチェアスキーを用いる障害者スキーの第一人者として活躍。1998年長野大会で冬季大会日本人初の金メダリストとなり、5大会連続で冬季パラリンピックに出場した。現在は日本パラリンピアンズ協会の副会長などを務め、競技普及に携わっている。「選手として出場したパラリンピックに、責任ある役割で参加できることに身の引き締まる思い」とコメントを発表した。

 また鳥原光憲会長(74)の再選が決まった。任期は2年で4期目。鳥原会長は日本パラリンピック委員会(JPC)の会長も兼務する。