世界ランク4位の日本が同8位のニュージーランドに56-37(14-8、14-10、13-8、15-11)で快勝し、開幕2連勝を飾った。

 5日の第1戦で世界19位のアイルランドを57-37で下した日本は、この日も攻守に安定した試合運びを見せた。代表初の女性選手・倉橋香衣(27)乗松聖矢(28)岸光大郎(46)ら障害の重いローポインターが的確なポジショニングで相手の攻撃を阻止。世界に誇るハイポインター、池透暢(37)池崎大輔(40)島川慎一(43)らの攻撃陣が、正確なパスワークとスピードで着実にトライを重ねた。

 大会には世界各地地域予選を勝ち抜いた12カ国が参加。6カ国ずつ2組に分かれた総当たりの1次リーグを戦い、上位2カ国が準決勝に進む。リオデジャネイロ・パラリンピック銅メダルの日本は、20年東京での金メダル獲得を目標掲げて強化中。この大会を東京前哨戦と位置づけ、リオ金メダルで世界ランク1位の開催国オーストラリア、同銀メダルで同2位の米国を倒しての優勝を狙う。