女子200メートル個人メドレーSM10(運動機能障害)の池あいり(20=日体大)は2分39秒54で、2分32秒68の世界選手権派遣標準記録をクリアできなかった。

いつもの“あいりスマイル”は見られなかった。「バックからブレストにかけて、ちょっとお見せできないような泳ぎをしてしまって…」とコメントも歯切れが悪い。ただ、最初のバタフライで手応えをつかめたのは明るい材料だった。

「入りはよかった。ストロークを少なく、かくスピードを意識していい泳ぎができた。明日、頑張りたい」。年末年始は日体大のメキシコ高地合宿に参加し、心肺機能を強化してきた。3日の100メートルバタフライで標準突破を目指す。