新型コロナウイルス感染拡大の影響で約半年ぶりの国際試合となった世界ランキング12位の日本が、同14位のフランスに開幕戦で1-0の勝利を収めた。

開始早々、左からパスを受けた川村怜(アクサ生命保険)がシュートを決めた。後半は体格で上回るフランスに攻め込まれたが、組織的な守備で最後まで得点を許さなかった。

今大会は世界ランク1位のアルゼンチンをはじめ東京パラリンピックに出場する5カ国が参加。高田敏志監督は「泥臭くても勝ち点3が取れたのはよかった」。川村は「いい形でパスがきて点が取れた。理想的なゴール。相手は足の長い選手が多くて、もっと緩急のあるドリブルをしたかったが、勝ち切れたのは次につながる」と話した。

もう1試合は世界ランク13位のタイが、同3位スペインを3-2で破る金星を挙げた。大会は5カ国総当たりで、6月5日に1位と2位が決勝を行う。新型コロナウイルス感染拡大後、パラ競技では国内初の国際大会で、本大会を想定してPCR検査や外部との接触を絶つ「バブル」方式を採用。今回は無観客で実施された。