世界ランキング12位の日本が、同1位アルゼンチンと0-0で引き分けた。

コンパクトに組織された献身的なディフェンスで、スピードのあるドリブルや高い精度のパスなど圧倒的な技術を誇る世界最強軍団に決定機をつくらせなかった。「予定通りの展開。アルゼンチンに時間とスペースを与えないディフェンスが日本はどの国よりできる」と高田敏志監督も満足げだった。豊富な運動量と体を張ったディフェンスで貢献した田中章仁は「あわてずにボールがバウンドした音を聞いて対応できた。パワーをうまく受け流した」と振り返った。

今大会は東京パラリンピックに出場する5カ国が参加。本番と同じ試合日程を組んでいる日本は、2勝2分けで1次リーグ2位以上を確定させて初の決勝進出を決めた。6月5日に1位と2位が決勝を行う。