国際オリンピック委員会(IOC)は8日、国ぐるみのドーピングが発覚したロシアのリオデジャネイロ五輪参加問題で、国際陸連が個人資格で国際大会出場を認めた陸上女子走り幅跳びのダリア・クリシナ選手が、ロシア代表としての参加になることを明らかにした。

 米国に活動拠点を置く同選手は、国旗や国歌を使えない「中立選手」として国際陸連の五輪出場条件を満たした。

 ロシアの陸上はチームとしての出場を求め、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴したが、却下されている。