ロシア・オリンピック委員会のジューコフ会長は20日、同国のリオデジャネイロ五輪参加の可否について、国際オリンピック委員会(IOC)が24日にも決定するとの見方を示した。タス通信が伝えた。

 国際陸連から資格停止処分を科され、リオ五輪参加を禁じられたロシア陸連と同国の陸上選手68人の提訴を受けたスポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定が21日に予定されている。ジューコフ氏は、CASの決定に基づいてIOCが判断すると述べ、決定は「週末、おそらく日曜日だろう」と語った。

 世界反ドーピング機関(WADA)の調査チームが18日に公表した報告書でロシアの国ぐるみの不正を認定したのを受け、WADAはリオ大会からのロシア選手団除外を検討するようIOCに勧告している。