リオデジャネイロ五輪に出場する7人制ラグビー女子日本代表「サクラセブンズ」が26日、直前合宿地のブラジル・サンパウロ州向け、成田空港から出発した。

 今大会の新種目として注目が集まるが、中村知春主将(28=アルカス熊谷)は「早くブラジルのピッチに立ちたい。言い続けてきた金メダルを勝ち取って、日本に戻ってきたいと思います」と力強く話した。22日には勤務先の先輩に銀座の高級サロンに連れていってもらい“お色直し”も完了。「女性らしい部分は恥ずかしいです」と言いながら、人生初の金髪メッシュの新ヘアに加え、リオ五輪仕様のネイルも披露した。

 浅見敬子ヘッドコーチ(39)も「5年間走り続けてきた。ようやく成果が出せるのでワクワクしています。私たちは地味で泥臭いラグビー。日本の女性がこれだけ頑張っているところを見せて、震災などで苦しんでいるかたにもパワーを与えたい」と、6日の初戦カナダ戦を心待ちにした。

 女子日本代表は1次リーグC組で、カナダ、英国、ブラジルと対戦する。