追悼1.4に継承される闘魂…猪木さんが生前語り尽くした、その生き様/45回連載
アントニオ猪木さんが昨年10月1日、心不全のため、79歳で亡くなった。今年の1月4日東京ドーム大会は「闘魂よ、永遠に」のタイトルがつき、猪木さんの追悼大会となった。89年4月24日、猪木さんの発案で、プロレス界初の東京ドーム大会を開催。無謀との反対意見も多かったが「失敗なんか考えなかった。不可能はない」と、猪木さんらしい闘魂で実現させたものだった。98年4月には自身の引退試合も行うなど、その後も毎年開催し、新日本最大のイベントとして定着した。
ニッカンプレミアムでは、昨年10月から猪木さんの連載を「闘魂の実像」と題して配信した。その3章全45回の連載を1.4に改めて再録する。第1章はジャイアント馬場編、第2章モハメド・アリ編、第3章新日本プロレス編。
プロレス
<「闘魂の実像」全3章まとめページ>
序章 生前のロングインタビューを記者が回顧
第1章 ジャイアント馬場編 全15回
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- 【第1回】分け合って食べた1杯45円のラーメン
- 【第2回】馬場への嫉妬心と力道山への不信感
- 【第3回】力道山の下から離れよう…自問自答の日々
- 【第4回】脳裏に焼き付いた力道山の嬉しそうな顔
- 【第5回】米国で認められ初めて抱いた優越感
- 【第6回】外国人扱いに怒り 新団体で勝負に出た
- 【第7回】猪木が「命を懸ける気持ちで戦った」幻の名勝負
- 【第8回】大スキャンダルきっかけにBI砲時代幕開け
- 【第9回】馬場を立ててエゴを隠した猪木、それにも限界が
- 【第10回】団体の社員まで猪木派と馬場派に
- 【第11回】急ぎすぎた改革「クーデター」で永久追放
- 【第12回】倍賞美津子の実家に居候、新日本設立し再起
- 【第13回】力道山十三回忌に新日VS全日の興行戦争
- 【第14回】猪木の執念、ブッチャー引き抜きに興行つぶし
- 【第15回】「おまえはいいよな。好き勝手できて」が最後
第2章 モハメド・アリ編 全15回
第1~3回は無料登録でお読みになれます
- 【第1回】猪木VSアリを「伝説の一戦」とする再評価
- 【第2回】「おまえ詐欺師だろう」地位向上のための大勝負
- 【第3回】猪木の名乗りに日本冷ややか、海外は騒然
- 【第4回】「オレの夢に乗る必要ある」アリの懐事情も考慮
- 【第5回】協力求め接待三昧、3億出す出資者も出た
- 【第6回】アリもザ・シーク、ブラッシーと必死の猪木対策
- 【第7回】重圧…ニンニクの茎とマグロ中落ちで体力維持
- 【第8回】猪木の延髄斬りを見て警戒「蹴りNO!」の注文
- 【第9回】「賞金は勝者総取り」TVの前でアリにのませた
- 【第10回】キックでダウン「オレは5回で絶対勝てると」
- 【第11回】いらだつアリ陣営、意味不明な抗議を連発
- 【第12回】護衛がピストル所持疑惑…取り巻きも命がけ
- 【第13回】酷評一転、アリ入院情報で米では評価の動き
- 【第14回】9億円返済の再建策は「異種格闘技戦の継続」
- 【第15回】アリが贈った友情の証「イノキ ボンバイエ」
第3章 新日本プロレス編 全15回
第1~3回は無料登録でお読みになれます
- 【第1回】猪木が語る「名勝負」ストロング小林戦の内幕
- 【第2回】遺恨シンに猪木が抱えていた特別な思い
- 【第3回】異種格闘戦の終着地ウィリアムス戦の意味
- 【第4回】米で「見せ物」扱いのアンドレを大成させる
- 【第5回】反対押し切りタイガーマスクに佐山聡を起用
- 【第6回】現実離れしていたIWGP構想、猪木だけ本気
- 【第7回】失神ホーガン戦、作戦ミスの声に猪木の反論
- 【第8回】平社員が社長を殴れるのがプロレス…造反許す
- 【第9回】倍賞との離婚重なり「死を決意」巌流島決闘へ
- 【第10回】猪木心の引退マッチは88年愛弟子との一戦
- 【第11回】ソ連にも響いた猪木流プロレス哲学4本柱
- 【第12回】消費税に延髄斬り!国会に卍固め!国会議員
- 【第13回】引退試合、かつてのライバルとの対戦を拒否
- 【第14回】「統率力がない だから新日本は堕落した」
- 【第15回】1歩踏み出す勇気を持つ、それが猪木イズム
スポーツ
田口潤Jun Taguchi
入社以来、スポーツ部では、五輪競技、相撲、サッカー、プロレス、格闘技、ボクシング、ゴルフを担当。五輪は98年長野、04年アテネ、14年ソチ、16年リオデジャネイロ大会を取材。
プロレス取材は05年で、新日本の暗黒時代だった。