地元の1枠で負けるわけにはいかない。茅原悠紀(36=岡山)は、優勝戦でコンマ19の遅めのスタートも、1Mを冷静にターンし、8月の児島一般戦以来となる今年5度目、通算53度目の優勝を飾った。
2着は榎幸司、3着は数原魁で、3連単1万4710円の万舟券決着だった。
枠なりの3対3。カドの片岡雅裕がコンマ10のトップスタートからまくりの態勢に入るが、3枠の馬場剛に抵抗され勢いをそがれる。「1Mを先に回れば大丈夫」と、茅原が1Mを先取りして押し切った。
「足は普通でした。今節は終始、乗りづらかったですね」と21号機の仕上げに苦心したシリーズを振り返った。
年末の住之江SGグランプリ(12月19日~24日)を強く意識する。「トライアルセカンドしか狙っていません」と力強く宣言、駆けつけたファンから大きな喝采を浴びた。
「最近競輪に行った時、人気の選手が負けるのを見ました。人気になるシーンでは、期待を裏切らないように頑張らないといけないなと改めて思いました」。他競技を見ることで、改めて人気を背負う意味を感じ取った。
「今日は入海(馨)の日なので、この後は下関PG1ヤングダービーで応援してください」と、同支部のG1初優勝を願っていた。
次走はびわこG1周年びわこ大賞(10月1日~6日)に登場予定。