「スポーツは何があるか分からない!」。あらためて痛感した。スポーツはリアルタイムで行われているため、予定調和とはいかない。2月、丸亀ボート(5日間)で開催された一般戦「日刊スポーツカップ」での出来事である。

129期生の藤原碧生(24=岡山)、梅原祥平(27=同)、長谷川晴哉(24=群馬)が参戦していた。予選最終日の3日目、準優勝負駆けなどを調べていると「状況次第では3人で優出ができる」と思い、あくまで仮定として取材を行っていた。しかし、先にも言ったように、スポーツは予定調和とはいかない。結果的には準優9Rで1枠藤原、2枠梅原、4枠長谷川とダブりにダブったのだ。

予定としては、3人が同じレースにならないと想定した上でみんなで優出を目指す、といった内容で取材を進めていた。だからこそ、3人が同じレースになった瞬間「これはボツだ…」と、まあまあ落ち込んだ。特にショックだったのは、3人が協力して笑顔のスリーショットを撮らせてくれたのに、これをファンにお届けできないということだった。多くのスポーツ系の記者が、こういうことを何度も経験してきたと思う。

しかし、当方は諦めない! この最高のスリーショットはファンに届けたい! なんせ、若手選手にもちゃんとファンがいて、ネット上で「頑張れ!」と言ってくれている声をよく見るからだ。

(左から)梅原祥平、長谷川晴哉、藤原碧生(撮影・前原一樹)
(左から)梅原祥平、長谷川晴哉、藤原碧生(撮影・前原一樹)

本コラムに関しては予選うんぬんは、この際置いといて…。純粋にファンのために、予定していた取材内容と写真をお披露目したいと思う。藤原は「一緒に優出できたらいい」、梅原は「みんな一緒に優勝戦に乗れるように頑張る」、長谷川は「優出はまずできるように。優勝戦で戦いたい」と話していた。そして、スリーショットの笑顔だ。いかに同期組が仲がいいか、そして勝負のことも忘れていないことが分かってもらえる内容のはずだ。

フレッシュな3人の笑顔の写真を見ていかがだろうか? これはボツにできない! と感じたので強引に本コラムで紹介されてもらった。【前原一樹】