決勝が11Rで行われ、岩津裕介(34=岡山)がG1初制覇を果たした。

 新田祐大-菅田壱道が正攻法。後方の平原康多-武田豊樹-木暮安由が青板から上昇すると、中団の村上義弘-稲垣裕之-岩津-中村浩士が合わせて踏み上げ新田を押さえた。村上以下を迎え入れた新田が中村の後位をキープ。その後ろに平原が入って村上-稲垣-岩津-中村、新田、平原の順に赤板を通過した。

 村上が一気にペースを上げて先行。平原は最終ホームで新田の内へ潜り込み、新田を飛ばした。村上に続いていた稲垣-岩津-中村が1角から番手まくり。中村の後ろの平原もバックまくりを打ったが、これは不発に終わった。

 先頭で直線に入った稲垣を、岩津が差し切り1着。殊勲の岩津は「夢みたいです。これだけの大会で、このメンバー。なかなか勝ちパターンのイメージは沸かなかったんですが、選手になった時からG1優勝が目標だったし諦めずに良かった。これからも感謝の気持ちを忘れず、精いっぱい頑張ります」と喜びをかみしめていた。

 稲垣は2着に惜敗。中村浩士が3着に流れ込んだ。

 2車単(3)(5)は3020円、3連単(3)(5)(8)は1万6580円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)