諸橋愛(42=新潟)が地元G3・3連覇を決めた。G3優勝は昨年の弥彦以来通算7度目。4日制の同一G3・3連覇は後閑信一氏(09~11年京王閣=引退)浅井康太(14~15年2、8月四日市)に続き3人目。なおブロックセブンは近藤保が制した。

悲願達成。苦悩からの優勝に涙した男が、ついに歓喜のガッツポーズを繰り出した。「今年は気持ちに余裕があった。自信はないけど準備はしてきた」。3連覇へ苦しい練習を己に課した。それだけにふるさとカップを渡される直前、熱いものがこみ上げた。「汗、ということにしておいて下さい」と笑った。

ファンの前では「グランプリを目標にしている」と宣言した。2年前、失格で完走できなかった大一番へ再び舞い戻ってみせる。【山本幸史】