昨年のKEIRINグランプリ覇者武田豊樹は、まくり不発の8着に終わった。

 近畿勢の3番手確保という、文句なしの位置取りから、早めの仕掛けで勝負に出た。だが、村上義弘の番手まくりに合わされた。「僕が行けなかったら平原君が、と思った。関東ラインは負けはしたけど、みんながチャンスある位置をつくれた。これを反省、経験にして、また来年来たい」と、すっきりした表情で競輪場を後にした。