この日は強風で重いバンクに自力型が泣かされた。

 KEIRINグランプリ(30日)に出場する平原康多は、それを見て「夕方の練習で乗ってみようかな」と、全レース終了後にバンクの感触を確かめた。ラストチャンスの競輪祭でつかんだGP切符だ。悔いは残したくないはず。「みんなでこれぞ競輪というレースをして、その上で優勝することが出来れば…」とテーマを掲げた。平原が「見せて勝つ」レースに徹する。