【山本幸史・ヤマを張れ スペシャル】

◆12R:東日本予選 最初の打鐘が鳴ってから、きょうでちょうど4000日目。小林莉子が万感の思いを胸に決戦の地へ到着した。

「G1ができたことは本当にうれしい。また1つ、ガールズケイリンが認められた、と思いますね」。あの日、ガールズ初の打鐘を聞いたのも小林だった。

1期生にとって、G1は夢にまで見た舞台だ。その道のりは道なき道。競輪学校(当時)に合格したものの、入学式直前に東日本大震災が発生、全く先を見通せない状況からのスタートだった。

かつての女子競輪とも違う自転車、レース。当然、前例もなかった。レース会場は3場からスタート。今や、ほぼ全国の競輪場で開催が組まれるまでになった。

対戦する同期の荒牧も「G1ができるなんて、すごいこと」と、感謝の思いを吐露した。

1期生最年少の小林は、最初のガールズ開催となった12年7月平塚を制し、初のガールズGPも優勝した。彼女の競輪選手としての歴史は、ガールズケイリンの歴史。初代の女王が新時代のガールズでも頂点を狙える位置にいる。

前回の伊東では2度の先行勝負も披露。決勝は、久米詩を相手に逃げて見せ場を作った。「前回はちょっと特殊なことになったけど、(ここまで)中4日しかない、と分かっていたので、ここに向けて試してみた」。実戦で先行することで足に刺激を入れ、G1へ万全の状態で挑む。

このレースは自在型がそろった。先行する久米の番手を取り差す。ガールズ創世記を担ってきた小林に敬意を込めて◎を打つ。石井との差し比べとみた。

3連単(2)-(1)(3)(4)(6)-全の計20点。

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