吉田拓矢は2日目も前受けして失敗した。

内を突いて三谷竜生と並走。あそこは三谷も引けないので吉田は内に詰まって2予敗退。風が強くて無駄足を使いたくなかったなら、後方になっても足をためていれば良かったし、位置取り重視の自在戦なら前を取ってはいけなかった。

攻め方がチグハグなのが一番の敗因だ。まだG1戦線は始まったばかり。この教訓を次に生かすことが大切だと思う。

レベルは違うが、準決10Rを走る嘉永泰斗の地元優勝(21年10月・久留米開催の熊本G3)は、彼にその器があったからだろう。優勝と引き換えに、ラインの先頭を走ることの難しさも勉強したと思う。

彼は本格先行ではないので、早めに主導権を取るレースではチャンスがない。機微を感じてメリハリをつけることが、大成するには必要だろう。


嘉永泰斗の番手を生かせるとみてヤマコウが本命に推した山崎賢人
嘉永泰斗の番手を生かせるとみてヤマコウが本命に推した山崎賢人

準決10Rでは山崎賢人が嘉永の番手に付く。2人並んで前後を考えている姿を見た時に「ケンティ(山崎)も先輩になったなー」と思ってしまった。世界を経験して大人になったと言う方がいいのかな。

「山崎さんもいろんな先輩の前で頑張ってきた方なので、変なレースはできません」(嘉永)といった話を聞くと、準決は先行勝負なのだろうと思う。

そうすると、九州勢の直接のライバルは深谷になる。深谷は「感触が良くないので自分が持つ距離を考えないと」と初日を走り終わって言っている。

スタールビー賞同様、深谷は前受けからのカマシだと思う。嘉永-山崎が思い切りたたく。山崎は、古性にさえ阻まれなければ番手を生かせるだろう。(日刊スポーツ評論家)

◆ヤマコウの予想印 ◎山崎賢人 ○古性優作 ▲渡辺雄太 ☆深谷知広 △坂井洋