初日は強い風が選手を苦しめた。特に強かった前半戦で目についたのが伊藤旭の自在戦だ。

ヤマコウは伊藤旭のシビアな走りに注目した
ヤマコウは伊藤旭のシビアな走りに注目した

前を取った伊藤は、後ろから押さえに来た田頭寛之を1度突っ張って退ける。先行するのは中島詩音の可能性が高いので、正解だった。次に来たのが才迫開。田頭を突っ張らなかったら8番手になる可能性があった。その後、中島の動きに合わせて前に出た。最初は中島の3、4番手を狙っていただろう。伊藤は「そうではない」と言うもののタテ脚が鋭すぎて合わせてしまったように見えた。中島に番手に入られ2着になったが、田頭を合わせたのが最後まで生きたレースだったと思う。

伊藤の課題はレースの組立て。いくらタテ足があっても、自分より強い選手が前にいると苦しい。自在選手はなるべく足を使わず前にいたい。先行を見せておかないと手の内を読まれて好位を回らせてもらえなくなるので「先行がある」と思わせることが大切だ。その点で初日の伊藤のレースは良かった。

2予6Rは柴崎淳が付く纐纈洸翔と、佐々木悠葵が付く吉田有希が積極的に行きそうで伊藤は足をためられる。本格化しそうな伊藤旭に期待する。(日刊スポーツ評論家)

ヤマコウ印
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