熱心な試運転が実り、119期の福岡泉水(20=兵庫)が1Rで6コースまくりを決め、デビュー通算188走目で初1着を飾った。水神祭から帰ってきた福岡は「同期の女子も先に勝っているし、後輩も出てきて焦りがあったけれど、ホッとしました。これで少し余裕が出ると思うので、これからも全速旋回を心がけてレースをしたい」と念願の初勝利に満面の笑みを見せた。

 今節はいつも以上に試運転に出て連日、毎レース間に約10周の乗り込みを繰り返した。他の女子選手がその熱心さに「私には無理」と言うほど。そんな努力が実を結んだ。内側の選手に止められながらも果敢に握って回ったレースを見ると、足もいいだけに最終日も一発が波乱を呼ぶ。