グランプリ出場へ、執念の優勝だ。松井繁(48=大阪)が今年3回目のV。オール大阪は今年1月の王将戦以来、通算24回目の制覇となった。

 大平がセンターから豪快に仕掛けてきたが、慌てなかった。冷静に2Mで差し返し先頭へ。「引き波に、はまらずに粘れたのが、2Mにつながった。5日目までだったら、持ちこたえられなかったかもしれない」と淡々と話した。「次につながる」としみじみ語った王者。この優勝で、次走のSG丸亀ボートレースメモリアルへ、これ以上ない弾みがついた。