自転車競技のナショナルチーム中距離メンバー鈴木奈央(21=静岡、JPCU静岡)が、決勝で石井寛子撃破に挑戦する。

両者の対戦は昨年7月の立川以来、実に1年4カ月ぶり。鈴木は8日の予2で逃げ切った石井に「チョー強いですよね」と感嘆。それでも「強い人と戦えるのは勉強になるので」と対戦を心待ちにしている。

このあとベルリン(11/30〜12/2)、ロンドン(12/14〜16)、ニュージーランド・ケンブリッジ(2019/1/18〜20)、香港(2019/1/25〜27)と開催される2018-2019シーズンのUCIトラックワールドカップ(W杯)出場を目標に、この1カ月はチームパシュート(団体追抜競走)の練習に専念してきた。

「ずっと4000メートルの練習しかしていませんでした」。

自転車そのものも短距離用とは違うため、違和感もあったそうだが「ウオーミングアップも長めにしたし、今日(予2)は初日より感じが良かった」と手応えを口にした。

立川での対戦時は石井が完全優勝し、3日間とも同じレースに乗りながら敗れている。

だが、その後、2017-2018W杯第2戦(英・マンチェスター)、第4戦(チリ・サンティアゴ)のチームパシュートで銅メダルを獲得するなど当時とは脚力も段違い。女王にひと泡吹かせられるか。