坂本貴史(31=青森)が落車の影響を感じさせないレースで勝ち上がった。

予選8Rは番手の竹内智彦にこそ差されたものの、2角からまくり切って2着。「(別線の)動きに反応できているし、休み明けの割には悪くない」と自信を深めた様子だった。

5月宇都宮G3での落車で顔面を強打し、端正な顔には痛々しい傷痕が残る。それでも「顔がひどくても勝てればいいんで」と意に介さず、表情は明るい。

準決11Rを前に「明日(準決)はもっと良くなりそう。頑張りますよ」と口元を引き締めた。