森秋光(51=岡山)が後半6Rの出番を4着で終えると即、エンジンを格納庫にしまった。

「もう(ペラの)ゲージもしまおうかと思っているくらい。低出力の現行エンジンになってから一番いい。自分の徳山史上では最強のエンジン。伸びもいいし出足もいい。ピット離れもいいし、自分がスタートを行ければ、優勝争いに参加できる」とご機嫌だった。

前半1Rでは3コースからコンマ23スタートからやや劣勢なスリット隊形だったが、行き足十分に伸びていくと1Mを握って2着。後半6Rは、コンマ20スタートからやはり伸びて、まくり差しの態勢に入った。インの西田靖がバランスを崩したところに「見えていなかったから当たっただけ」と、展開が悪かったが舟足はかなり良さそうだ。

「最近はペラが当たっている。誰かのアドバイスかって? 自分の頭で考えたのよ。ペラを誰かに聞くとしたら、もう峰(竜太)くらいしかいない」と大笑いしながら胸を張る。

2日目は7R4枠の1走。隣の3枠に早くも“上位宣言”を出した和田操拓がいるだけに、攻めてもらえれば名刀を手にした森が、ばっさりとブイ際を鋭く切り込んでくる。