舞台となる愛知・蒲郡ボートレース場は、毎年のようにSG、プレミアムG1が開催されてきた。ナイターレース場とあって夏の大会が多かったため、今回のチャレンジカップは初の開催になる。秋から冬へ向かう時期の蒲郡水面は、どんな顔を見せるのか探ってみる。

蒲郡レース場は、もともと塩田だった場所をプールにして海水を引き入れて作られた。そのため塩分濃度は低い。湾の内側にあることと、近年の施設更新で新スタンド、2M側には立体駐車場が作られたこともあって、風の影響を受けにくい穏やかな水面である。

今年1月から直前節の最終日、11月18日までのデータでは、イン1着率は57・2%に達し、全国平均55・8%より少し強い。注目すべきは2、3コースの1着率。2コースは全国平均が14・4%に対し、蒲郡12・5%。3コースは全国12・2%で蒲郡12・3%。蒲郡の2コースは思ったほど強くない。これは1Mバック側の幅が156・7メートルと日本一の広さを誇ることが関係する。その広さで中枠勢が思い切って握り、逃げるインも握って回る。そのスピードに対抗できる早差しでないと、2コースは通用しない。

今年は4月にG1周年が行われた。気温が10度台前半と、11月とほぼ同じ。インは72レース中48勝と強かったが、節後半の4日目からセンターが強くなった。準優はイン3連勝も、優勝戦は3コースの湯川浩司がイン峰竜太をまくった。これは記憶しておきたい。【中川純】