村松修二(30=広島)が逃げ切り、通算15度目、G2は初優勝を飾った。

勝因は進入に尽きる。下河誉史の回り込みに対し、スタート展示で川北浩貴、本番で奥田誠がブロック。結局、枠なりのオールスローとなった。コンマ14の仕掛けから先マイし、差した丸岡正典を振り切った。「まくられるのが怖かったので、オールスローはラッキー。出足や回り足、行き足も今日(最終日)が一番良かった」と汗をぬぐった。

この優勝でSGクラシック(22年3月16日~、大村)の権利を得た。「今年はタイトルを意識して走っている。SGを取りたいしグランプリにも行きたい。9月の地元(宮島)G1も勝ちたい。クラシックもしっかりと準備して取りたいです」と目標を語った。

「いつもレースを見てくれているおばあちゃんに、一番最初に優勝の報告したい」。家族に感謝を述べた。さらなるタイトルを報告できる日は、すぐ近くかもしれない。