ボートレース界では年末のグランプリ&クイーンズクライマックス出場をかけた最終決戦、第24回SGチャレンジカップ・G2レディースチャレンジカップが、23日、東京都・多摩川ボートで開幕する。開幕直前コラムとして3回連載でお届け。まずは男子選手の茅原悠紀(34=岡山)を紹介する。

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10月多摩川周年での、茅原悠紀のカドまくりVは圧巻だった。優勝戦前のスタート特訓では怪しい手応え。不安がよぎるが、そこで迷うことなく調整の方向性を切り替えた。出足を求めることは諦めて、伸び型のセッティングにした。「この方向は違うんだなというのが分かった。仕事をしたかいがありましたね(笑い)」。前検から含めて6日間調整を続け、ある程度はエンジンの素性を把握していたはず。それでも優勝戦直前ですぱっと方向性を変える勇気、決断力はお見事と言うしかない。つぼにはまった時の茅原悠紀の爆発力を改めて思い知った。

16日時点で獲得賞金は28位。2年連続のグランプリ出場へ、優出が最低条件となる。過去には6コースからグランプリを制するなど、ここ一番での勝負強さはピカイチ。記念優勝によりイメージが良くなった多摩川で、7年ぶりのSG制覇に期待する。【古村亮】

◆茅原悠紀(かやはら・ゆうき)1987年(昭62)7月11日、岡山県生まれ。99期生として06年11月児島でデビュー。6走目で初勝利を挙げると、09年12月宮島で初優勝を飾った。SGは14年平和島グランプリで初制覇を達成した。171センチ、53キロ。血液型A。