川尻泰輔(39=埼玉)がデビュー20年目にして初の地元Vにチャレンジする。

複勝率23・3%の凡機を底上げして優出にこぎ着けた。予選を4位で通過し、迎えた準優10Rは2枠から差して、イン先マイで勝った上村純一に迫った。優勝戦は4枠で挑むが、スロー戦が基本の吉田隆義が6枠になったとあって、表情もより引き締まる。「臨機応変に」と言い出したが、すぐに「基本は枠を主張したい」とスローに構える意向も示した。

戸田の優勝戦は今年6度あったうち、2度はインが負けている。決して単純には決まらない。波乱の立役者になろうと川尻も力が入る。「いいターン回りの感じを生かして展開を突きたい。展開を突ける足があるし、優勝戦までに煮詰めていく」。選手なら誰でも熱望する地元V。これまで4度の優勝とは違う喜びを得ようと、進入から細心の注意を払って踏み込み、ターンする。