最終回は恒例の初日ドリーム戦・展望をお届けする。ファン投票上位6人による初日最大の注目レース。もちろん主役は、ファン投票1位に初めて輝いた、1枠・毒島誠(38=群馬)が務める。


 
 

毒島がオールスターのドリーム戦に乗るのは、4大会連続6度目。投票トップ選出選手として1枠ゲットは初めてだ。


過去3大会は6、3、4着と成績的にはもうひとつ。だが毒島は常にファンや周囲へ感謝の気持ちを持って走る男。1位選出の今回、気合十分の逃げ切りを見せてくれるだろう。


毒島誠(2021年12月18日撮影)
毒島誠(2021年12月18日撮影)

2枠はボート界最高のエンターテイナー西山貴浩。2大会連続、同じ2枠でのドリーム戦となる。昨年はコースも取られて5着も、今年は枠番をしっかり主張し、巧さばきで逆転を狙う。


西山貴浩(2021年12月18日撮影)
西山貴浩(2021年12月18日撮影)

池田浩二、白井英治と実績十分の2人はダッシュ戦での戦いになりそう。そして女子が守屋美穂、平高奈菜の2人。守屋は昨年もドリーム戦に選出されたが落水失格。そのリベンジに燃える。


守屋美穂(2021年11月22日撮影)
守屋美穂(2021年11月22日撮影)

最後にドリーム組以外の注目選手を何人か挙げたい。地元広島は8人が出場。昨年のSG覇者である前本泰和、辻栄蔵がベテラン力で引っ張る。


昨年大会で優出した桐生順平、佐藤翼の埼玉コンビ、絶好調の馬場貴也は着実に優勝争いに絡んでくるか。また、伸びペラで好成績を挙げる菅章哉のSGでの走りに期待したい。(おわり)【中川純】