【藤代信也・GP 2022 こう買う】(3)
4年連続4度目のグランプリ挑戦となる松浦悠士は、過去3回、いずれも清水裕友と連係した。G1を中心に別線を圧倒してきた鉄壁の布陣が、この舞台ではなかなか通用しない。松浦は前回りで20年8着、後ろ回りで19年7着、昨年5着。全くいいところがない。
しかし、今年は初の清水不在グランプリ。単騎を不安視する向きもあるが、盟友・深谷知広を失い、初めて単騎で戦った15年の覇者・浅井康太と同様、自由奔放に走れる。新味が出ることで、パフォーマンスを上げられるのではないか。
臨戦過程も追い風になる。過去10年の優勝者は、競輪祭からの直行組とG3出走組が5人ずつ。後者に広島G3組が武田豊樹(14年)、三谷竜生(18年)と2人いる点は心強い。
広島G3で松浦は、グランプリを見据えて自分で動くレースに励み、地元V。決勝は番手で直線を迎え、中団から猛然とまくってきた坂井洋(2着)を封じ込んだ。その流れ、勢いは必ず本番につながる。
今年の焦点は脇本雄太、新田祐大の元東京五輪代表対決だ。脇本は前受けから得意のカマシ、まくりを打つとみられるが、2段駆け態勢の新田の抵抗は必至。新田も早めの仕掛けを余儀なくされて消耗は激しくなるだろう。
動ける選手の中で、展開を読む力、位置取りの巧みさ・厳しさ・しぶとさと、どれを取っても松浦が一枚上。じっくり足をためて最後は鋭く伸び、悲願の賞金王をつかみ取る。
3連単(5)-(1)(2)(4)(7)(9)-(1)(2)(4)(6)(7)(8)(9)。
(ニッカンスポーツ・コム公営競技担当)





















