適性試験で入所した日吉克実(27=静岡)は、中学時代、後にリオ五輪男子4×100メートルリレーで銀メダルに輝いた桐生祥秀を下し、日本一に輝き、“消えた天才”として話題になった。
社会人までは陸上を続けていたが、アキレス腱(けん)を痛めたこともあり競技を引退。実家が養成所の近くだったことや、12年伊東での日韓対抗戦を観戦し「小嶋敬二さんが1着で、プレゼントをもらった」という体験もあって輪界入りを決意したという。
過去2度の技能試験に失敗。「家族からはアルバイトをしながらなら」と塾講師をしながら、ラストチャンスとして挑んだ適性試験で夢をかなえた。「試験の結果に自信がなくて、(不合格なら)働くつもりだったので、今ここにいるのが信じられない」とプロデビューを前にしみじみ語った。
予選1回戦では「今までしたことがなかった」という先行策で7着。2回戦も伸びを欠き、予選敗退が決まった。日吉は「30歳までにはS級に上がりたい。少しでも長く選手生活を続けたい」と、デビュー後の抱負を語っていた。





















