新田祐大(37=福島)のグランドスラム達成にかかるJKA表彰が11日、東京・港区のJKA本部で行われた。

新田は昨年10月の寛仁親王牌を優勝し、井上茂徳、滝沢正光、神山雄一郎に次ぐ4人目のグランドスラマーに輝いた。会見で「品川駅のコンコースで(ナショナルチームの)CMを流してくれ、気持ちよく戦えた。グランドスラムに向けて強い気持ちでいることができた。笹部会長、JKAの職員のみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。

ここまでの道は決して平たんではなかった。昨年5月の地元いわき平での日本選手権競輪の前検練習で落車し、右肩鎖関節脱臼の大けがをした。調子がなかなか上がらない中での達成だった。「1年前にけがをしてしまい、G1での活躍は肉体的にあきらめないといけないかなと思っていた中での達成で、今後の励みになった」と振り返る。

過去の3人は30歳での達成で、新田は36歳だった。「先輩たちは勢いのあるときに達成していた。僕は五輪に向けての遠征があり、寛仁親王牌に出られない開催(18、19年)があった。すごいと言ってくれる人が多く、うれしいです。年末のグランプリだけ獲得できていないので制覇したい」と次のターゲットを掲げた。