1枠寺田祥(44=山口)がインから押し切って、今年2度目の優勝を飾った。先マイを決めると握ってきた柘植政浩らを悠々と振り切った。低調機シリーズの中ではトップクラスの5号機を引いて注目が集まったが、優勝候補筆頭の期待に応えた。「伸びを含めて、レース足は変わらず良かった」と足自体には納得。

ただ、今節は終始、乗り心地を気にしていた。「いいエンジンのときはしっかり体感が合うんだけど、安定板が付いても合った感じはなかった。結果として逃げ切れたので良かった」と、仕上がりには不満を残した。それでも、芦屋周年を制した今年のG1ウイナーは、17年8月メモリアルでSG初Vを決めた水面で結果を残した。