新田祐大(38=福島)が来場してトークショーを行った。かつて自転車トラック競技で、ロンドン(12年)と東京(21年)の2大会に挑んだスーパーアスリートは、詰めかけたファンがその姿を撮影しようとすると、四方へガッツポーズとカメラ目線を送るサービスぶり。なぜマイクを両手で持つかの珍質問にも「握力が弱く、両手で持たないと」とおどけて応じ、「冷蔵庫ぐらいのセラーがある」と日本酒好きの程度を表現するために、プライベートの一端まで明かした。

そしてパリ五輪のトラック競技が開幕間近(日本時間5日深夜)とあって、「目をこすりながらでも見たい」とわくわく顔で話した。

ナショナルチームを離れた今も伊豆に拠点を置き、日本代表でチームスプリント第1走者が予定される長迫吉拓(ながさこ・よしたく)とは、良きアドバイザーとして接している。大勝負が迫り、自身もメダルに挑んだ当時の様子を思い起こし、言葉に熱がこもった。

「(代表は)すごく節制している。口に入れる物の全てに気をつけている。メダルを取るだけのために全てをささげている。長迫もお酒は大好きだが、禁酒して臨んでいる。日本に帰ってきたら、メダルとともにお祝いしたい」。

自身がかなわなかったメダル獲得を後輩に託し、自身は松山G3(8~11日)から、ここ松戸F1(9月11~13日)まで転戦するローテーションが決まっている。「活躍できるよう頑張ります。また松戸にご来場して、応援していただけたら幸いです」と意気込んでいた。